国内線の搭乗手続きについて解説!チェックインの方法も紹介

出張などで国内線の飛行機に乗る際には、スムーズな搭乗手続きが欠かせません。初めて飛行機を利用する方や久しぶりに国内線を利用する方は、空港での手続きに戸惑うこともあるでしょう。本記事では、国内線の搭乗手続きについて詳しく解説します。出張の準備を整えるため、参考にしてください。

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国内線で出張へ!前日までに済ませておきたい手続き

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出張で国内線を利用する場合、前日までに手続きを済ませておくと、当日の空港での手続きがスムーズになります。前日までに済ませておきたい手続きは、以下のとおりです。

搭乗チケットの予約および購入 搭乗チケットの発行
それぞれ解説します。

搭乗チケットの予約および購入

国内出張で飛行機を利用する際には、早めにチケットの予約・購入を済ませておきましょう。飛行機の搭乗チケットは、空きがあれば当日でも購入可能です。しかしピークシーズンや人気の路線では、直前のチケットは完売していることも多く、早めに予約したほうが、希望する便を確保しやすくなります。多くの航空会社では、宿泊とセットになった出張プランや早割プランなどが提供されています。各種プランを活用すれば、出張費用を抑えられます。

また、法人向けサービスを提供している会社もあるため、こちらの活用も選択肢の一つです。チケットやセットプランの予約は、航空会社の公式サイトやアプリ、旅行代理店のウェブサイトから簡単に行えます。

搭乗チケットの発行

購入した搭乗チケットは、通常「eチケット」として発行されることが一般的です。eチケットは、紙のチケットと異なり、印刷が不要です。ICカードやスマートフォンなどで搭乗手続きができるため、便利です。

eチケットは、航空会社からのメールで送付されるほか、Webサイトやスマホアプリでの表示、自動チェックイン機や空港カウンターでの発行などで確認できます。空港の自動チェックイン機やカウンターで発行すれば、事前に印刷する必要がなく、簡単に搭乗手続きを行え便利です。

また、座席指定も同時に済ませておけば、保安検査場までの流れが簡略化される場合もあります。

国内線の搭乗手続き5ステップ

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出張で国内線に乗る際でも、あらかじめ搭乗手続きの流れを把握しておけば、当日慌てずにすみます。手続きの流れは、以下のとおりです。 搭乗1時間前には空港に到着する チェックインする 手荷物を預ける 保安検査場を通過する 飛行機の搭乗口に向かう
順を追って解説します。

搭乗1時間前には空港に到着する

国内線のフライトを利用する際には、出発の1時間前には空港に到着しましょう。1時間前に到着しておくと、チェックインや手荷物の預け入れ、保安検査場の通過といった搭乗前に必要な手続きをスムーズに行うための時間を十分に確保できます。

空港の規模や利用する航空会社、さらには出発時間帯によって、手続きにかかる時間は異なる点に注意が必要です。たとえば、羽田空港のような大きな空港では、朝や夕方が特に混雑します。そのため、通常よりも早めに空港に到着する必要があるでしょう。長い列に並ぶことや、保安検査場での待ち時間が増えることを考慮すると、1時間前ではなく、さらに時間に余裕を持って行動することが必要でしょう。

なお、LCC(格安航空会社)や地方の小規模な空港を利用する場合は、チェックインの受付が出発の2時間前から開始されることもあります。

チェックインする

チェックインは、空港に到着して最初に行う手続きです。チェックインを完了することで、搭乗券の発行や手荷物の預け入れが行えるようになります。

多くの航空会社では、オンラインチェックインが利用可能です。これにより空港に向かう前にどこからでもチェックイン手続きを完了させられます。オンラインチェックインは通常、出発の24時間前から20分前まで利用可能です。

以前、空港でのチェックイン手続きは、自動チェックイン機やカウンターで行うのが一般的でした。ANAやスターフライヤー、ソラシドエアなど一部の航空会社では、2023年4月末をもって自動チェックイン機の利用を終了しています。そのため、オンラインチェックインを利用する必要がある点を押さえておきましょう。

JALであれば、現在も自動チェックイン機が利用可能です。また「タッチ&ゴー」サービスを利用すれば、チェックイン手続きをスキップして直接保安検査場へ進めます。

出張などで他者が搭乗者のチケットを代行して予約・購入している場合、搭乗者自身によるオンラインチェックインが必要となるため、出張者本人への伝達が必要です。

手荷物を預ける

チェックインを終えたら、手荷物を預けます。

機内に持ち込める荷物には大きさや重量の制限があります。規定を超えてしまう場は、手荷物(受託荷物・預け荷物)としてカウンターで預けましょう。機内へ持ち込める荷物のルールを事前に確認し、どの荷物を預けるかを決めることで、チェックイン後の手続きがスムーズになります。もし当てはまらなければ、必ずしも手荷物を預ける必要はありません。

手荷物を預けるかどうかは、フライト中の過ごし方にも関わります。たとえば、手荷物を預けずに仕事の資料を持ち込み、機内で出張中の事前準備を行えば、フライト中の時間を有効に使えます。

また、到着後すぐに顧客先へ向かいたいなど、時間が限られている出張では、事前に機内へ持ち込める荷物だけを準備しておきましょう。預けた手荷物を受け取るのに時間がかかることもあるため、可能であれば手荷物を預けないという選択が望ましいでしょう。

もし手荷物を預けたいのなら、空港の有人カウンターを利用する方法と、自動手荷物預け機を利用する方法の2通りがあります。有人カウンターではスタッフが対応するため、預け方に不安がある場合や大きな荷物がある場合に便利です。一方、自動手荷物預け機を利用すれば、時間をかけずに比較的スムーズに預け入れを行えるでしょう。

保安検査場を通過する

手荷物を預けたら、保安検査場を通過しましょう。保安検査場とは、危険物が機内に持ち込まれないようにチェックする場所のことです。

保安検査場では、ナイフやドライバー、液体類など、機内に持ち込みが禁止されている物品を持っているかどうかがチェックされます。詳しくは、後の章にて説明しますが、機内持ち込みが禁止されている物品は、事前に手荷物から取り除き、預け入れ荷物として預ける必要がある点を頭に入れておきましょう。

保安検査場では、金属探知機を通過する際に身につけている金属類が検知されないよう、スマートフォンや時計、ベルト、アクセサリー類はトレーに入れてから検査を受けることが求められます。上着やコートなども脱いで、トレーに置きましょう。(一部空港の検査場では、検査機械によって、これらを取り出さないまま検査が受けられる場所もあります。)

保安検査場を通過するタイミングにも、注意が必要です。多くの航空会社では、国内線出発時刻の20分前までに保安検査場を通過するルールとなっています。空港が混雑している場合に備えて、早めに行動するよう意識してください。

飛行機の搭乗口に向かう

保安検査場を通過したら、飛行機の搭乗口に向かいましょう。搭乗口は、出発前に発行される搭乗チケットや航空会社の公式アプリ、空港内の電子案内板などで確認可能です。空港に到着したらまず搭乗口の位置を調べ、移動時間を把握しておくことをおすすめします。

空港の規模や利用する航空会社、便の出発ゲートの位置によっては、保安検査場から搭乗口までの距離がかなり離れていることもあります。また大きな空港では、搭乗口までの移動に時間がかかる場合があります。その場合は、フライトの出発時刻に間に合うよう、余裕を持って移動することが重要です。目安として、出発時刻の10〜15分前には搭乗口に到着しておきましょう。

搭乗時には、搭乗チケットやスマートフォンのQRコード、ICカードをかざしてゲートを通過します。航空会社によっては、チェックイン不要で、直接搭乗口に向かえます。

搭乗時には、列ができることが多いです。自分の座席の位置や優先搭乗の有無に応じて、どのタイミングで搭乗するかを見極め、係員のアナウンスを聞き逃さないようにしましょう。

飛行機に持ち込めないものと注意が必要なもの

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飛行機には、持ち込みが制限されている物品や注意が必要なものがあります。事前にルールを確認して準備しておくことが必要です。

持ち込みの規制は、安全なフライトを確保するために定められており、誤って禁止された物品を持ち込もうとすると、空港での検査で没収されたり、搭乗が遅れたりする原因となることがあります。

ここでは、飛行機に持ち込めないものと注意が必要なものについて解説します。

機内持ち込み、預かりともに不可なもの

機内に持ち込むことも、手荷物として預けることもできない物品には、航空機の安全を脅かす可能性がある危険物などが挙げられます。危険物は厳しく規制されており、空港で発見された場合は没収や処分の対象となります。

代表的な例は、以下のとおりです。

ガスボンベ:キャンプ用ガスボンベなどは、爆発や火災のリスクがあるため、航空機内への持ち込みや預け入れは厳禁です。 可燃性液体:ガソリンやシンナーなどの可燃性液体は非常に危険であり、航空機内に持ち込むことも、預けることもできません。少量でも大きな事故につながる可能性があるため、空港での持ち込みは一切禁止されています。 爆発物や火薬:花火やクラッカー、弾薬などの爆発物や火薬類は、航空機にとって危険な物品であり、持ち込みや預け入れは完全に禁止です。火災や爆発を引き起こす可能性があるため、空港での検査において厳しくチェックされます。

機内持ち込み、預かりに注意が必要なもの

機内持ち込みおよび預かりに注意が必要なものは、以下のとおりです。

ライター ヘアアイロン リチウム電池内蔵の電子機器 電子タバコ ヘアスプレー アルコール飲料
それぞれ解説します。

ライター

ライターは、国内線では基本的に1人1個まで機内に持ち込むことが可能です。ただし、種類によって扱いが異なります。ターボライターや葉巻用ライターの持ち込みは、禁止です。

ヘアアイロン

ヘアアイロンの取り扱いは、電源タイプにより異なります。コンセント式や電池が取り外せるタイプの電池式ヘアアイロンは、持ち込みおよび預け入れが可能です。しかし、電池が取り外せないタイプは、機内に持ち込むことも預けることもできません。
ガス式のヘアアイロンは、1人1個のみ持ち込みが可能です。ただし、予備のガスカートリッジは持ち込みも預け入れもできません。

リチウム電池内蔵の電子機器

デジタルカメラ・ノートパソコン・ゲーム機など、リチウム電池を内蔵する電子機器は、リチウム含有量やワット数に制限があります。100Wh以下のリチウムイオン電池であれば、機内持ち込みや預け入れが可能です。100Whを超えるものは特定の制限があり、160Whを超えるものは持ち込みも預け入れも禁止されています。

電子タバコ

電子タバコは、自分が使用するものに限り機内に持ち込むことが許可されています。ただし、手荷物として預けるのは不可です。また、機内に持ち込んだからといって、必ずしも機内で使用できるわけではありません。

ヘアスプレー

ヘアスプレーなどのスプレー類は、非放射性のものであれば一部持ち込みが可能です。化粧品や医薬品として分類されるものであれば、容量が100ml以下の容器に限り持ち込みが許可されています。ただし、火気と高温に注意が必要なものは持ち込みも預け入れもできません。

アルコール飲料

アルコール飲料の持ち込みにはアルコール度数に応じた制限があります。24%以下のものは制限なく持ち込めますが、24%を超え70%以下のものは、1人あたり5リットルまでと制限されています。アルコール度数が24%以下のものについては、制限がありません。

国内線の手続きに遅れそうなときはどうする?

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国内線の手続きに遅れそうな場合は、速やかに対応しましょう。まず、保安検査場を通過する時間に間に合わないと判断した場合、ANAなどオンラインチェックインが可能な航空会社では、その場でオンラインチェックインを取り消してください。JALを利用している場合は、空港窓口やコールセンターに連絡し、状況を伝えます。

その後、便の変更や解約、払い戻し手続きを行う流れです。手続きは、予約便の出発前までに行う必要があります。ただし、航空会社や航空券の種類によっては変更や払い戻しに制限がある場合があるため、注意しましょう。

また、交通機関の遅延などによって乗り遅れそうな場合は、運休証明書や遅延証明書を取得しておくことが必要です。証明書を空港で提示することで、便の変更や払い戻しの手続きがスムーズに進む可能性があります。

まとめ

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出張で国内線の飛行機に乗る際は、余裕を持った時間配分と、事前の準備が大切です。

搭乗手続きや荷物の扱い、保安検査場での対応など、行うことが多いため、時間に余裕を持って行動しましょう。十分に準備をしておけば、当日焦らずに対応できます。事前の計画をしっかりと立て、出張に集中できる環境を整えるのがおすすめです。予約などが 不安に感じる場合は、旅行会社のパッケージや出張プランを検討するといいでしょう。

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