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クルーズ旅行体験記
 
 

ノルウェージャン・スピリット号でカナリア諸島クルーズ
期間 :2014.1.14~1.25 11泊12日(内船内は9泊10日)


1.旅行費用

旅行会社に支払った一人あたりの代金は次の通りです。
  パッケージ料金     ¥175,340  
  バルセロナ送迎費     ¥15,000  
  バルセロナ入園料     ¥10,000  
  ビジネスへのアップ費  ¥120,000   
    計           ¥320,340 (エコノミー搭乗であれば¥200,340 の出費で済ます事が出来た事になる。)

パッケージ料金にはクルーズ料金(内側客室)および成田・バルセロナ間の往復航空運賃(トルコ航空利用のエコノミー)が含まれます。ビジネスへのアップ費用は成田・イスタンブール間のみ。更に1.5万円足せば、成田・バルセロナ間全線がビジネス席となり、イスタンブールで乗換の際、トルコ航空のラウンジが行きも帰りも利用可能出来たのです。
バルセロナでの空港・港間の送迎はロスタイムが無く、有効でした。特に帰りの際、船はバルセロナに早朝に着く、飛行機の出発は夕方になるので、その時間差を市内観光に充てて貰えたのは有難かった。サクラダ・ファミリア等の入園料として、あらかじめ先に1万円支払った。独自で購入すれば、3分の1程度で済ます事が出来たのです。限られた時間内で、効率よく廻る為には止むを得ない出費と見做す事にしました。
いずれにせよ、バルセロナ発着のプルマトゥールにでも乗船する機会があれば、もう一度、市街地をゆっくりと観て廻りたい。バルセロナには観たい所が沢山ある事を知りました。
なお、今回は夫婦3組、6名のグループであり、成田を出て、成田に帰って来るまで一緒に行動する事が出来ました。トルコ航空の夜行便、バルセロナでの送迎に関し、IACEさんに配慮戴いた事を感謝致します。


2.フリースタイルのノルウェージャンをどのように利用したのか

ノルウェージャンはカジュアルタイプ中級の船であって、豪華でエレガントな気分で過ごすには程遠いと思います。確かにタキシードを召された乗客も居られたが、何処に行っても人、人で埋まっていたような気がしています。
船長主催の歓迎パーティも、お別れパーティも割愛されていた。大勢の乗客が集まるのは、乗船した時の避難訓練、ショータイム、ショア・エクスヵーション時の出発待ち、程度であって、乗客全体で盛り上がると言った雰囲気からははるかに遠いものであったと言う感じです。
フロントの対応、部屋担当のボーイともに個人差が見られ、全てがバラバラで、一貫性を欠く側面がみられました。かと言って、混乱したとか、戸惑いがあったかと聞かると、そうでもないのです。 乗船手続き、下船時の順序、荷物受取りなど肝心な所では、円滑に進める事が出来ました。
チグハグ感を持つに至った最大の要因はカバーチャージ付きのレストランです。17日、カサブランカを離れたその日の夕食は、日本食?が出る“Shogun(将軍)”に行こうと言う事になり、関西のIaceさん扱いも方も含めて、4組8名で予約まで入れて出かけたのです。出て来たものは冷凍食品を解凍調理し、ただそれを皿に盛り付けしただけのもの、焼き飯には肝心のライスが入っていませんでした。調理人がマニュアルの中身を理解していなかったとしか考えられません。食欲を失ってしまった人はほとんど手が付けなかったが故に、あわてて担当者が事情を聞きに来る始末です。これらのレストランは外装にあまりにお金を掛け過ぎ、利益を生み出す為には、冷凍食品に頼るしかなかったのかも知れません。このような事例に早い内に遭遇した結果、カバーチャージの付くレストランは利用しない事にしました。
フリースタイルの船に対しては、こちらもフリースタイルで対処する事です。船での過ごし方の中で、最も大事な食事とショア・エクスカーション(Shore Excursion)は、どのように対処したかを以下に章を設け、紹介する事に致します。結論としては、満足の行く船旅であったかと思います。我々6名がお互いに話し合い、協調した事が功を奏したのであって、夫婦二人だけで愉しむタイプの船ではないと断って置きます。 添乗員引いる25名のグループの方が乗船されていました。朝食などの折に、一緒になると、情報交換まではいいのですが、次いで愚痴を聞かされるはめとなります。専門の添乗員とは言え、出発の折にいきなり25名と言うような多数の人を預けられ、これをまとめて行く事が容易でない事を物語っています。添乗員引率制度は日本の旅行社のみが実施するクルーズ旅行形態とは言え、船側から見れば特異な形態と見えるはずです。船会社の立場からは、乗船から下船までの間は、船側で責任を持つのが筋であるはずです。日本人同士、お互いに言葉が通じるからと言って、不満ばかりを聞かされたのでは、たまったものではありません。


3.レストラン利用について

カバーチャージ付きのレストランは“Shogun”の他、5か所ありましたが、早い時点でこれらを当てには出来ない事を知り、返って、混乱する事なく、対処の仕方を定める事が出来ました。その確立したパターンについて、紹介して見ます。
(1) 朝食:各自自由とする。結果的には、どなたもデッキ12階のRaffles Court を利用していました。
(2) 昼食:船内新聞を見て、何処のレストランを利用するかを決める。結果的には次の様に、バラェテイに富んだ形になりました。
*乗船した当日はWindows Main Dining(D6)を利用 乗船した後、落ち着くまでゆっくりとくつろぐ。
*航海日にはRaffles Terrace(D12の後部甲板)バンド演奏付きのBuffetスタイルの食事を楽しむ。潮風に当たりながらの食事もまた格別です。
*10:30amからのJazz Brunch:航海日の7日目に、Garden Main Dining(D6)で実施 全ての方が船内新聞を読んでいる訳ではなく、静かな雰囲気でひと時を過ごしました。
*Shore Excursion から帰って来た時の遅めの昼食:プールサイドのバーに行き、シャングリラをピッチャーで頼み、夕食までの空き腹を満たす。
(3) 夕食:専ら、Garden Main Dining(D6) を利用 5:30pmにドアーが開くと直行する。7:30pmからのショーに間に合わせる為と混む前のテーブル確保が目的です。

食事:朝食は船内最上階にある、ビュッフェおよびカフェテリアを交互に利用した。朝食レパートリーは毎日それほど大きく変わらない。質、量ともに問題無し。一応、和食的なものも味噌スープ的なレベルで用意されている。日中はオプショナルツアー参加中になるが、終日フリー時は上記のビュッフェのほかにハンバーガーや軽食中心のお店もオープンし、プールサイドではアイスクルーム食べ放題(ソフトクリームの機械がだれでも使えるようになっている)でこれも事欠かない。そして夕食はメインダイニング中心。フルコースのディナーを毎日いただくわけですがメニューは日本語なので、ご年配の方でも安心してオーダー可能。


4.Shoe Excursion について

今回のクルーズの場合、4回、寄港があったが、CasabrancaとLanzarote島のArrecifeは船側手配のバスを利用しました。Casabrancaは中央市場やハッサンⅡモスクだけなら、徒歩でも行ける距離でしたが、治安の問題があったので、船手配のバスを利用する事にしました(一人$49です)。驚いた事にロシア人が5名しか居ないのに、専用のガイドが付きました。日本人が多少乗り込んだとしても、日語ガイドが付いたと言う事例を聞いた事がありません。添乗員の別途手配が影響しています。別途手配であるが故に、この種のバスは港の構内には入れません。足の悪い人は利用できないし、そのような不便さがあるが故に、添乗員依存の日本人乗客から不満がこちらに向けられます。船に委ねた以上は、船側に全てを委ねると言った基本姿勢に立ち戻らないと、国内大手の旅行会社が実施する添乗員サポート制度は船側が目がつぶったとしても、利用客の不満が続出し、そのとばっちりがこちらに飛び火する事になりかねません。この時期に早期に見直しをしないと、国際的に見ても信義にもとる事になりかねません。
Lanzarote島はカナリア諸島の一つであって、18世紀以降の火山活動によって作られた火山台地の島です。300以上のクレーターの大半を擁するティマンファヤ国立公園は寄港地のArrecife(アレシフェ)から遠く離れている為、船側手配の観光バスを利用しました($59です)。月面世界のような風景は、一見の価値があります。溶岩台地に産するワインは安くて、うまいとか、私は買い損ね、残念な思いを致しました。Madeira島のFunchal(ポルトガル)とMaraga(スペイン)に関しては独自で行動しました。これらの結果について、以下レポートします。

(1) Madeira島のFunchal(ポルトガル)1月19日(日)入港8:00am 出港5:00pm

チャーチル卿が長逗留したCamara de Lobos(カマラ デロボス)、そこで描いた油絵を残した事で、“The Winston Churchil Landscape”と呼ばれる景勝地がある。あえて、そこを外し、Funchal(フンシャル)市内の植物園に絞り込む事にしました。Madeira島が「大西洋に浮かぶ庭園」と呼ばれているからです。 数多くの植物園が随所にあるのですが、ロープウエイの山手側の駅近くにあるJardim Botanico de Madeira(英名:Madeira Botanical Gardens)(マデイラ植物園)、Jardim Tropical Monte Palace(モンテ宮殿熱帯庭園)の二つを目指す事にしました。
交通手段にロープウエイを利用するにしても、Funchal市街地側のロープウエイ駅は市街地のやや東寄りにあり、港から3KM離れています。しかも、往復ともロープウエイでは芸がありません。そこでバスで行く手立てはないかと探した所、マリーナ(港から約2.5km)の脇からマデイラ植物園行きのバスがあり、しかも始発は9:30発である事がネットで知る事が出来ました。
そこで下船を8:30amとし、徒歩でマリーナに行き、№31A、9:30発のバスでマデイラ植物園に行く事にしました。これは図星であり、細い坂道を登るバスはスリル満点であり、10時にはマデイラ植物園に到着です。運転者も親切で、終点のロープウエイ駅よりも一つ手前で下車する様にアドバイスしてくれました。園内の植物もさりながら、眼下に見下ろす本船や市街地の眺めには流石と言うものがあります。
この後、Jardim Botanico Cable Car でMonte駅まで登り、そこで昼食。Monte Cable Carに乗り換え、Funchalの市街地に戻って来ました。この日は日曜日、ワイナリーも市場もお休みである事は知っていましたが、ほとんどのお店が閉まっていたのは驚きでした。ロープウエイ駅の近くに開いているのを見付け、名物のワインを買いました。ラム酒をベースにした果実酒も中々の評判の様でした。後はのびのびと歩いて、本船に戻って来ました。バス代とケーブルカーで25ユーロ、入園料5ユーロ、昼食代6ユーロ(家内とシェア)。土産代を除くと40ユーロにも満たない出費の1日でありました。

(2) Maraga(スペイン)1月22日(水)入港9:00am 出港7:00pm

マラガ(Maraga)で一番の観光名所は小高い丘の上に建つヒブラルファロ城(Castllo De Gibralfaro)であり、港からも近い。この城を起点にして、城とつながるアルカサバ砦(Alcasaba)、その近くにあるピカソ美術館を訪問先の候補にしました。
船は東側のマラゲータ・ビーチ(Malagueta Beach)寄りに接岸されたので、シャトルで港の出口に行くよりも、直接、歩いて、目的地に向かった方が円滑と判断した。これは結果的に図星であったと言えます。右手にヒブラルファロ城、左手にアルカサバ砦を見ながら、アルカサバ砦の方向を目指した訳です。途中、市役所に立ち寄り、そこで、地図が入手できたのはラッキーでした。



*アルカサバ砦(Alcasaba)からヒブラルファロ城(Castllo De Gibralfaro)へ

此処は世界遺産に登録されています。最初にアルカサバ砦に入りましたが、通しで購入すると、大人は3.5ユーロ、65歳以上のシニアは別々に0.6ユーロでした。アルカサバ砦は通路の表示に従って歩けばよく、ヒブラルファロ城の方は中庭中央の博物館を見た後、外壁を廻る形になります。アルカサバ砦からヒブラルファロ城へは一端元の入口に戻り、右手にある坂道をひたすら、城壁に沿って登ります。坂道はしっかりとした石だたみの道ですが、傾斜がきついので、下りの際には注意が必要です。
眼下に見える闘牛場や地中海の海は素晴らしく、急な坂道を休みながら登れば、左程、疲れにはつながらないはずです。


*Plaza Del amerced 周辺とピカソ美術館

 ヒブラルファロ城の入り口の脇には、バス停(№35)もありました。どの道を通って降りるのか、判らなかったので、同じ坂道を徒歩で下る事にしました。途中で右折して、トンネルをくぐると、市街地の方に向い、デラ・メルセド・プラザとビクトリア通りとの接点に出て来ます。この周辺にはレストランが多いので、昼食に困る事はありません。  食事終了後、ピカソ美術館の在処を尋ねた所、すぐそばの所まで、来ている事が判りました。マラガはピカソの生まれの地であり、今回の旅で、バルセロナのピカソ美術館と両方を観る事ができたのは幸いでした。
帰り道は途中でバーゲンセールの店にも立ち寄り、マラゲータ・ビーチ(Malagueta Beach)を見ながら、船に戻って来ました。ターミナルビルの中にも店はありますが、お上りさん対象の価格であったように思います。  このようにして、交通費ゼロの1日は終りました。全歩数2万歩の1日でもありました。
< クルーズ同好会 久代 浩徳 >