格安航空会社(LCC)と大手航空会社の違いとは?
そこには意外な盲点が!搭乗体験記
格安航空会社(LCC)を利用されたことはありますか?
日本でもだいぶ知られるようになり、利用者も増えましたが、海外では日本に先駆けて運航しており、世界では頻繁に利用されています。
大手航空会社と格安航空会社の違いとは?日本では格安航空会社だけが運航している路線があるのをご存じですか?
実際に格安航空会社を利用した際の体験記と航空会社の違いについてご紹介します。旅行の際にぜひ参考にしてみてください。
- 目次
1. 格安航空会社(LCC)と大手航空会社の違いとは?
今では耳にすることも多い「LCC」とは「L=ロー、C=コスト、C=キャリア」の略です。安い費用で運航する為、席が狭い、遅れる事が多い、荷物を預けるのが有料といったイメージがありますね。イメージは、ほぼ当てはまっているかもしれません。日本で大手格安航空会社と言えば「Peach」と「ジェットスター」の2社で、国内だけではなく海外にも運航しています (海外路線は新型コロナウイルスの影響により運休中:2021年11月現在)。
座席は?というと、大手航空会社と同じ飛行機で運航をしているものの、10-20席ほど多く配置設定されている為に、格安航空会社は狭く感じるのです。遅延するのは、運航スケジュールに原因があります。大手航空会社に比べ、運航回数を多くするので、空港での待機時間が少なくなっています。もし、その日どこかの路線で遅れが生じると、待機時間での調整が出来ず、その後の運航に全て影響が出るというからくりです。預ける荷物もほぼ有料で1個2,000円位が相場(2021年11月現在)になります。
運賃については、路線にもよりますが、バスに乗るより安い場合も多々あります。ただし、出張等で遅れる事が出来ない場合は遅延する可能性の少ない大手航空会社を利用する、家族旅行等では格安航空会社を利用する、といったように上手に使い分けをすることが重要かもしれません。
2. 格安航空会社「Peach」と「ジェットスター」2社の搭乗体験記
「Peach」に乗ったのは、「福岡→関西」の区間です。座席は狭いと覚悟していたものの、思ったほど狭さを感じませんでした。ただ、ここで一番の違いを感じたのは空港到着後です。格安航空会社 Peachの到着ターミナルから空港出口(列車乗り場)までがとても長く、大手航空会社の到着ターミナルの方が出口(列車乗り場)に近い設定になっていました。「ジェットスター」には「千歳→成田」の区間で利用しました。ここでも「Peach」と同じ思いをすることになります。やはり到着後、成田空港ターミナルで長く歩き、疲れを感じずにはいられませんでした。
料金を考えれば、多少の我慢は仕方ないと思います。ただ、大きな荷物を持っての移動やお年寄り・お子様連れの場合には、事前に調べたほうが良いかもしれません。空港での移動距離の長さは「盲点」です。
3. 大手航空会社同様、格安航空会社(LCC)でも海外旅行へ行くことが可能に!
今まで格安航空会社は国内が中心でしたが、海外への運航も増えてきました。一例としては、コロナ禍になった2020年に就航した、日本航空の格安航空会社ZIPAIR(ジップエア)です。2021年11月現在は不定期ですが、成田からホノルルやバンコクへ運航していますので、今後は「格安航空会社で海外旅行へ行く!」という選択肢も出てきますね。
4. まとめ
格安航空会社は確かに大手航空会社との違いが多数あります。ただ、安い料金で移動ができる分、予算を現地での観光の充実やホテル等にお金をかけることが出来るようにもなります。昔よりも格安航空会社が増え、様々な移動手段が選択できる様になり、それぞれにあった新しい旅行の時代に突入しました。是非旅行の際は格安航空会社を利用してみてはいかがでしょうか?
※本書の内容は、本書執筆時点(2021年11月10日)の内容に基づいています。