沖縄観光のおすすめ絶景ポイント
~定番コースから穴場スポットまで~
青い海と白い砂浜をイメージする沖縄ですが、それに加えて、さらに数々の絶景を楽しめる場所がありますので、定番コースから穴場スポットまで厳選してご紹介します。
沖縄を訪れた際は、お気に入りの場所を見つけて、その時そこでしか味わえない自然の美しさを体験してみてください。
1.沖縄本島【北部】の観光 おすすめ絶景ポイント
海と岩が織りなす景観美【万座毛(まんざもう)】
「万座毛」の名前の由来は、18世紀前半に琉球国王 尚敬(しょうけい)が「万人を座するに足る毛(=万人が座ることの出来る広い草原)」と称えたことから「万座毛」と名付けられたと言われています。「万座毛」の「毛」は「草、芝、野原」を表します。
琉球石灰岩で出来た断崖絶壁からのぞむ東シナ海の海は地平線まで続く青い色です。そして、絶壁から下には、とても透明度の高い海が広がっています。のぞきこむとエメラルドグリーンの海と海底の岩が透き通って見えます。
何よりここ「万座毛」の一番のスポットは雨風と波に侵食されて自然によって造られた象の鼻に見える岩がある場所、通称「象の鼻」です。お気に入りの撮影スポットを見つけてみてください。
那覇空港から高速道路を利用して約1時間、本島北部 恩納村にある名勝地です。
神秘的な「青の洞窟」と美しい海岸線が広がる【真栄田岬】
万座毛と同様、琉球石灰岩で形成される断崖が連なり、崖下に岬と入り江、そして深い青色の海が広がっています。ここの岬にある海水の浸食によってできた洞窟は、太陽の光が反射して青く輝くことから「青の洞窟」と呼ばれ、ダイビングやシュノーケルの有名なスポットになっています。
先端にある展望台からは美しい海岸線を一望でき、残波岬や万座毛も見渡せる景観です。
岬は那覇空港から車で約1時間、本島北部 恩納村にあります。
全国からカップルが訪れる恋の島【古宇利島(こうりじま)】
古宇利島は沖縄本島から橋で渡ることのできる、直径約2メートル、周囲が約8キロメートルの離島です。この橋からの景色が圧巻のスポットです。地元の人も絶賛するほど透明度の高い海を左右にのぞめます。
古宇利島では、夕暮れ時にきれいな夕陽、夜には満天の星空を楽しむこともできます。
そしてもう一つ、古宇利島は古くから「恋の島」や「神の島」であるという言い伝えがあります。これは沖縄で「こうりじま」の語源が「恋島(くいじま)」と言われているためで、今では全国からカップルが訪れる島にもなっています。
那覇空港から高速道路を利用して車で約90分、本島北部 今帰仁村にあります。
沖縄本島最北端の岬【辺戸岬(へどみさき)】
最北の果てで、太平洋と東シナ海の雄大な海原を一望できます。
天候がよければ海に向かって左に伊是名島と伊平屋島、そして北に鹿児島県の与論島や沖永良部島を望めます。岬の中心にアメリカの統治下にあった沖縄が日本に返還され、沖縄県になった証として建てられた「日本祖国復帰闘争碑」があり、平和を願う場所でもあります。
岬の周辺にはお店がないので、途中の道の駅、もしくは本島最北端の名店として知られている前田食堂で休憩することをおすすめします。沖縄そばが有名です。
岬は那覇空港から車で約2時間30分、本島最北端にあります。
2.沖縄本島【中部】の観光 おすすめ絶景ポイント
沖縄有数の夕陽スポット【サンセットビーチ】
まさしく青い海と真っ白な砂浜から東シナ海の地平線に沈む夕陽を眺める屈指のスポットとして知られています。
海水浴だけでなく、この夕陽を見るためだけに訪れる人も多く、サンセットは時間を忘れるくらい感動的で、カップル、ファミリー、地元の人にも人気のビーチです。
那覇空港から車で約40分、ショッピングモールや映画館のある美浜アメリカンビレッジが隣接し、にぎわいのある本島中部 北谷町にあります。
海の上を爽快にドライブ!四方が海に囲まれた【海中道路】
海中道路は、実際のところ、橋ではなく、海に土手を築いてつくられた全長約5キロメートルの道路です。沖縄本島の勝連半島から4つの島「浜比嘉島」「平安座島」「宮城島」「伊計島」を結んでいます。
見渡す限り、海が広がる沖縄本島と離島との間のドライブスポットです。信号はほとんどありません。途中にあるロードパークは全長600メートルほどの展望駐車公園で、海中道路沿いに遊歩道、駐車場、海の駅 あやはし館があります。
那覇空港から車で約1時間、本島中部 うるま市にあります。(悪天候の場合には「通行止め」となることもあります)
沖縄一の高さを誇る白亜の灯台が目印【残波岬(ざんぱみさき)】
高さ30~40メートルにも及ぶ断崖絶壁が約2キロメートルに渡って続き、迫力のある景観が広がっています。
東シナ海の大海原をのぞむことができます。周辺は沖縄海岸国定公園に指定され、岬には沖縄随一の高さでシンボルとなる白い灯台があります。最上部(有料)から海岸線を一望できる灯台の高さは、なんと31メートルにもおよびます。この灯台は絵になる撮影スポットです。
岬は那覇空港から車で約1時間、本島中部 読谷村にある景勝地です。
(車がない場合には空港リムジンバスを利用して「沖縄残波岬ロイヤルホテル」前で下車すると近くまで行くことができます)
3.沖縄本島【南部】の観光 おすすめ絶景ポイント
見渡す限りの太平洋がそこにある【ニライカナイ橋】
ニライ橋とカナイ橋が合わさった「ニライカナイ橋」は、海に向かって大きくカーブを描く全長660メートル、高さ80メートルの橋です。南城市の県道86号線から国道331号線へ下る途中にあります。
「ニライカナイ」とは、豊穣や生命の源であり、神界でもある理想郷という意味です。
橋の頂上付近にトンネルと展望台があります。橋を下る手前のトンネルの上あたりは見晴らしが良く、撮影スポットとなっています。太陽の光線の関係で、キレイな海はお昼前後が見ごろで歩いて渡ることもできます。
那覇空港から車で約1時間、本島南部 南城市にあります。
朝日を見るならココ【知念岬公園】
ニライカナイ橋を渡った先にある神の島 久高島も近く、観光地化されているというより沖縄らしい自然を感じることのできる公園です。
初日の出のスポットとしても知られるこちらの公園は、世界遺産の斎場御嶽から歩いて5分ほどの場所で、波の音と共に朝日や星空を満喫できます。
那覇空港からは車で約1時間、本島南部 南城市にあります。
4.まとめ
沖縄観光のおすすめ絶景スポットは、いかがでしたでしょうか。
それぞれの場所に言葉では表すことのできない良さがあります。
レンタカーで巡ったり、絶景スポットの周辺に滞在して存分に楽しむというのも良いかもしれません。
2泊以上(出来れば3泊以上)でしたら、2つのホテルに滞在するなど、観光しながら周遊するという欲張りな方法もおすすめです。
※営業日や営業時間につきましては、余儀なく変更となる場合がございます。ホームページなどで確認の上、お出かけください。
※本書の内容は、本書執筆時点(2022年02月10日)の内容に基づいています。