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2023.01.26

ナイジェリア 新型コロナウイルスに対する検疫強化を発表

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●当地報道によれば、ナイジェリア保健省は1月23日の記者会見において、新型コロナウイルスに対する検疫強化のため、
 ナイジェリア入国時にワクチン接種証明の提示が必要であると発表しました。
●また、ナイジェリア渡航に当たって登録が必要なオンライン国際渡航ポータル(NITP)は、現在使用できない状況となっているので、ご注意ください。
●当館からの照会に対して、ナイジェリア保健省等は、昨年12月の水際措置の緩和から変更はないとし、
 また、NITPを通じて登録ができない場合は入国時に所定のフォームに記入すればよいとの回答がありましたところ、
 以下を参照いただき、無用のトラブルに巻き込まれないようご注意ください。

1 ナイジェリア保健省の発表
(1)当地報道によれば、ナイジェリア保健省は1月23日の記者会見において、ナイジェリアに渡航する旅行者に対して、
   入国時に新型コロナウイルス・ワクチンの接種証明書を提出しなければならないと発表した由です。
   また、中国、日本、米国などの国々で、新型コロナウイルスの症例が急増したと報告されたことを受け、保健省は入国地点での監視を強化したとのことで、
   空港等の検疫官は乗客のワクチン接種状況のチェックを再開したとし、ワクチン未接種の渡航者に対しては、
   空港でのワクチン接種が求められる可能性があるとした由。

(2)昨年12月13日の領事メールにて、新型コロナウイルス対策大統領運営委員会が同月12日、水際措置を緩和し、
   ワクチン接種の有無にかかわらず、渡航前及び到着後のPCR検査を不要とし、
   また、ワクチン接種証明書のオンライン国際渡航ポータル(NITP)へのアップロードも不要と発表していました。
   このため、当大使館から、保健省やナイジェリア疾病予防管理センター(NCDC)に確認したところ、先方からは、現時点で新たな水際措置は発表されておらず、
   客年12月の緩和措置から変更はないものの、ワクチン接種を完了している場合は、
   その証明書を携行するべきである、また、空港でのワクチン接種は確認していないとのことでした。
(3)当国の場合、これまでも政府の正式発表と現場での対応に矛盾が生じたり、検疫官によって対応が異なるようなケースも見受けられることから、
   ナイジェリアへの渡航に当たり、ワクチン接種証明書等を携行するようご留意ください。
   また、上述のとおり、空港でのワクチン接種実施は確認できていませんが、保健省は、入国港での迅速診断テスト対応についての言及もありましたので、
   ワクチン接種証明書を提示できない場合のかかるテスト実施の可能性は否めません。

2 ナイジェリア国際旅行ポータル(NITP)の不具合
(1)昨年12月13日の領事メールにてお知らせしましたとおり、ナイジェリアへ渡航する全ての者は、
   NITP(https://nitp.ncdc.gov.ng/)を通じて、健康状態に関する登録を行う必要がありますが、
   1月24日時点で、同サイトが使用できない状況となっています。
   この点について、当館から、保健省やNCDCに確認したところ、現在、同サイトは利用できない状況となっているが、
   航空会社によっては、機内や搭乗前に右サイトと同内容の登録フォームを配布しているところがあるほか、
   到着時に検疫官から同登録フォームを得て記入することが可能とのことでした。
(2)昨年12月の水際対策緩和の際も、出発前にNITPを通じた登録ができない場合は、到着時に所定フォームに記入することができるとされておりますところ、
   当地に渡航する航空機に搭乗する際にトラブルとならないよう、念のため、
   以下の当館ホームページから、ナイジェリア政府のガイドライン等を印刷して携行することをお勧めします。
   https://www.ng.emb-japan.go.jp/files/100434135.pdf
   https://www.ng.emb-japan.go.jp/files/100434134.pdf

3 現時点で、本件に関する新型コロナウイルス対策大統領運営委員会及びナイジェリア民間航空局の公式サイトでの正式な発表はありませんが、
  在留邦人及び旅行者の皆様におかれては、引き続き、関連の報道や発表等にご留意ください。

在ナイジェリア日本国大使館(領事班/医務班)