• twitter
  • facebook
  • メール

2023.02.22

台湾 入国者及び濃厚接触者に対する抗原検査キットの無料提供、2月28日で終了

  • アジア
  • 台湾
  • 注意喚起
  • COVID-19

中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は20日、国内外の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることと、国内の医療キャパシティを考慮した結果、海外からの入国者及び新型コロナウイルスの濃厚接触者に対する抗原検査キットの無料配布を、2月28日をもって終了すると発表した。3月1日以降、検査キットが必要な場合は各販路(薬局あるいは検査キットを取り扱うコンビニ・小売業者)で各自購入することとする。

台湾の各空港・港湾では現在、すべての入国者が抗原検査キット1個を無料で受け取れるようにしている。また、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者についても、衛生局から抗原検査キット1個が提供されている。しかし、現在は台湾も含め、世界的に新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている。また、台湾の現在の規定では、自主防疫の対象者(入国者及び濃厚接触者を含む)は症状が出た場合のみ抗原検査を行うことになっており、必要がなければ検査を行わなくても良い。また、入国時にすでに症状がある旅客は、空港あるいは港湾で疾病管制署(台湾CDC)の検疫官に申し出て、必要があれば検査を行うことになっている。症状がなければそのまま自主防疫を行う地点に向かい、7日間の「自主防疫」を行うだけでよい。こうした規制の緩和に加え、現在は家庭用抗原検査キットが普及し、どこでも購入できるようになっている。これらの状況を踏まえ、中央感染症指揮センターは入国者及び濃厚接触者に対する抗原検査キットの無料提供(1個)を3月1日以降、行わないことを決めた。

なお、入国者については、フライトスケジュールの台湾到着時刻を基準とする。濃厚接触者については、陽性判明者の隔離開始日を基準とする。

中央感染症指揮センター
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=233171