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2021.09.07

ドイツ 国際モーターショー「IAA Mobility」(9月7日~12日)開催に伴う注意喚起

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●これまでフランクフルトで開催されていた国際モーターショー「IAA Mobility」(以下「IAA」)が、本年は9月7日(火)から12日(日)までの間、ミュンヘンで開催されます。25か国以上から500社以上の出展社が集うこのモーターショーでは、ミュンヘン見本市会場(Messe Muenchen)だけでなく、市街地でも様々なイベントや展示が開催される予定です。
●IAA開催に伴い、バイエルン州内務省は、市全域における警察の警備態勢についてプレスリリースを発表しています。概要は以下のとおりです。
●期間中、下記ミュンヘン警察のツイッターや報道等により最新情報を入手し、不測の事態に遭わないよう注意してください。また、抗議活動のエスカレート、大規模な交通障害も予想されていますので、時間に余裕をもった行動を心掛けてください。

※ミュンヘン警察ツイッター
https://twitter.com/PolizeiMuenchen

【プレスリリース概要】
1.バイエルン州警察は、IAAの開催に伴い、ピーク時には毎日最大4,500人の警察官が警備に当たる。

2.2年前にフランクフルトで開催されたIAAにおいては、多くの器物損壊事件が発生した。今回のIAAの期間中には既に50件以上の集会が申請されており、特に大規模なものは、9月11日(土)に開催される次の2件。朝から道路や公共交通機関で大規模な交通障害が発生することが予想されている。
(1) 南バイエルン各地にある多数のスタート地点から同一の到達地点に向かって走る自転車デモンストレーションが予定され、ミュンヘンのテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)に集合する。主催者は、最大5万人の参加者を見込んでいる。
(2) 「Raus aus dem Verbrennungsmotor」(内燃機関からの脱却)をテーマに、最大1万人の参加者による移動集会が開催され、テレージエンヴィーゼから市内中心部を経て、再びテレージエンヴィーゼに戻る。

3.集会に参加する人々の大半は、平和的に要求を表明することが予想されているが、一部の者による暴動、暴力が懸念される。特に、左翼過激派は集合を呼び掛けており、国境を越えて動員されるものと見込んでいる。よって、IAA期間中にかなり大規模な警察の出動が行われる可能性も排除できない。さらに、左翼過激派の一部は、警察との対立を意図的に求め、暴力をためらわない可能性があることもすでに認知されている。

4.そのため、バイエルン州警察はIAAの会場だけでなく、街全体で警戒を強める。この警戒には、ミュンヘンに到着する旅行者に焦点を絞ったコントロールも含まれる。加えて、連邦警察は、列車内や駅において支援に当たる。

【留意点】
・集会会場等、人が多く集まる場所や施設は、テロの標的となりやすいことを認識し、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、その場の状況に応じて安全確保に十分注意を払ってください。
・携帯電話等の連絡手段を確保するとともに、所属会社・団体や本邦緊急連絡先との間の緊急連絡手段をあらかじめ確認してください。
・予期せず衝突等に遭遇した場合には、むやみに近づいたり、写真撮影をしたりせず、警察等治安機関の指示に従って、速やかに、かつ落ち着いてその場から立ち去るようにしてください。
・人が多く集まる場所を通過する場合には、対人間隔の確保やマスクの着用を行い、あわせて、うがい・手洗いを励行するなど、衛生面についても十分に配意してください。
・なお、何らかの邦人被害情報等に接した場合には、当総領事館に連絡してください。

【参考】
※バイエルン州内務省プレスリリース
https://www.innenministerium.bayern.de/med/pressemitteilungen/pressearchiv/2021/222b/index.php


在ミュンヘン日本国総領事館