2022.05.23
ベルギー 公共交通機関におけるマスク着用義務の終了及び5月23日以降の渡航についての指示
- ヨーロッパ
- ベルギー
- 感染対策
- COVID-19
本日、協調委員会が行われ、首相府よりコミュニケが発出されましたので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。
(参照アドレス:ドゥ=クロー連邦政府首相ホームページ)
:https://www.premier.be/fr/fin-de-obligation-du-port-du-masque-et-regles-de-voyages-a-partir-du-23-mai
【仮訳】
(タイトル)公共交通機関におけるマスク着用義務の終了及び5月23日以降の渡航についての指示
協調委員会の決定に基づき、3月以降、黄色コードであったコロナ・バロメーターは、発動を休止する(deactive)。
5月23日(月)から、公共交通機関におけるマスクの着用はもはや義務ではなくなり、渡航の大部分について渡航者位置特定フォーム(PLF)の記入も義務ではなくなる。
協調委員会は、感染者数及び新規入院者数が減少傾向を続けていることを確認する。
感染の再生産率は及び入院率は、常に1を下回っており、ウィルスの蔓延がはっきりと緩まっていることを示している。集中治療質においてコロナ患者により占有されている病床数も暫く100程度となっており、従って、引き続き300という基準を十分下回っている。
1 マスク着用義務
マスク着用義務は、病院、医務室(医師のいる場所)及び薬局を除き、あらゆる場所においてなくなる。公共交通機関におけるマスク着用は、したがって、もはや義務ではない。
しかしながら、マスクは、非常に多く人が行き交う場所または老人ホーム、歯科、理学療法所、心理療法所、言語療法所などのケアを行う環境においては、推奨される。ウィルス伝染に対する効果的な武器であり、一般的に我々の快適さ、健康及び生産性にも資する屋内空間の良好な換気も、引き続き強く推奨される。
2 渡航
EU外からの必要不可欠ではない渡航の禁止は、解除される。
また、1日目及び7日目の検査義務、10日間の検疫及び以下の提示義務もなくなる。
- 渡航者位置特定フォーム(PLF)
- ワクチン接種証明、回復証明または有効期限内の検査結果
しかしながら、これらは懸念される新規株の存在に直面している国からの渡航者に対しては適用されない。これらの渡航者は、現在の規則が引き続き有効となる。
3 危機管理(パンデミックに対する準備の状態)
コロナ・パンデミックが発生して以来、防衛線、とりわけ検診(検査)、接触追跡(追跡)、ワクチン接種、換気、医療能力、パンデミックの監視(遺伝子配列解析を含む)及び精神医療が、明確に強化されてきた。
協調委員会は、持続的にこれらの防衛線を定着させ、連邦構成体と緊密な協力を維持するコロナ・フォーカル・ポイントの意見を御願いする。
公衆衛生大臣間会合(CIM)は、ありうる新たな感染波に対し、よりよい保護を提供するため、追加的ブースター接種の機会及び方法を検証する。
公衆衛生担当大臣は、コロナ証明書の免疫学的な付加価値及びバロメーターに於けるその位置づけに取り組む。
在ベルギー日本国大使館