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2022.07.05

トルコ 国内におけるサル痘の発生(初の感染者の確認)

  • 中東
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1 6月30日、コジャ保健大臣は、トルコ国内で初のサル痘感染者が確認されたとツイッターで発表しました。
内容は以下のとおりです。

○トルコ国内でサル痘の感染者が1名確認された。
○同感染者は37歳で、免疫機能が不十分ではなく、現在隔離されている。
○今回の感染者以外に他の感染者は確認されていない。

2 サル痘について
(1)概要
 サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。
 従来、アフリカに発生する風土病であり、2022年1月以降、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、
 コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリアにおいて症例が報告されています。
(2)症状
 潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)、致死率は数%~10%と報告されています。
 初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、
 口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。臨床的には天然痘と区別が困難です。
(3)予防法
 サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
○症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
○石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。有症状者が使用した服、寝具、タオル、食器等に触れる際は特に手指衛生に気をつける。
○サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
○イベント等、大勢の集まりに参加する場合は、人と適度な距離を取ること。
(4)治療
  対症療法

(参考)
○厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html

○厚生労働省検疫所
https://www.forth.go.jp/news/20220521_00001.html

○国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html

在トルコ日本国大使館