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2022.07.25

ブルガリア 国内におけるサル痘症例(4件目)の確認

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●7月22日、ブルガリア国内において4例目のサル痘感染者が確認されました。

○7月22日、ブルガリア保健省は、国内で4例目のサル痘の感染者が確認されたと発表しました。

○感染者は23歳の男性で、発熱と発疹がみられるものの容体は安定しており、プロヴディフの病院に入院中とのことです。
 また同人には最近、イタリアへの渡航歴があったとのことです。

○サル痘について
(1)概要
 サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。
 従来、アフリカに発生する風土病であり、2022年1月以降、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリアにおいて
 症例が報告されています。また、2022年5月以降、従前のサル痘流行国への海外渡航歴のないサル痘患者が欧州、米国、中南米等で報告されています。
(2)症状
 潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)、致死率は数%~10%と報告されています。
 初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、
 口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。臨床的には天然痘と区別が困難です。
(3)予防法
 サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
 ・症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
 ・石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。有症状者が使用した服、寝具、タオル、食器等に触れる際は特に手指衛生に気をつける。
 ・サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
 ・イベント等、大勢の集まりに参加する場合は、人と適度な距離を取ること。
(4)治療
 対症療法

【参考】
 ●厚生労働省ホームページ(サル痘について)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
 ●外務省ホームページ(サル痘の発生状況(サル痘を風土病としない複数国での発生)(その8))
  https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C059.html
 ●WHOホームページ(Disease Outbreak News)
  https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news

在ブルガリア日本国大使館領事警備班