アメリカビザ申請ガイド
ESTAと各種ビザの違い・申請手順まとめ【2025年版】
アメリカ出張や留学、視察の予定が決まった際、「どのビザが必要なのか」「何から準備すべきか」と悩む方は少なくありません。
そんな不安を抱える方は少なくありません。渡航目的によって、ESTA(電子渡航認証)で済む場合もあれば、商用ビザや学生ビザの申請が必要になる場合もあり、判断や準備に時間がかかるのが現実です。
ここでは、2025年6月時点の公式情報をもとに、渡航準備に必要な各種手続きや注意点を整理しました。アメリカ渡航を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

目次
ESTAとは?|短期商用・観光向けの電子渡航認証

アメリカへの短期渡航に際して、日本国籍の方がまず検討すべきなのがESTA(エスタ)=電子渡航認証システムです。これは、ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)に基づく認証制度で、90日以内の出張・観光・乗継などに利用されます。
ESTAの基本情報(2025年6月時点)
対象者:VWP参加国の国籍を持ち、短期商用・観光で米国を訪れる方
申請方法:公式サイト(
esta.cbp.dhs.gov
)でオンライン申請
費用:21ドル(審査料$4+認証料$17)/クレジットカード支払い
有効期限:2年間(パスポートが先に失効する場合はその時点まで)
審査時間:通常72時間以内
※現在、申請料を40ドルへ引き上げる法案が議会で審議中ですが、2025年6月時点では未成立です。
ハワイ・グアム・サイパンへの渡航
ハワイ:短期滞在・乗継いずれもESTAが必要 グアム・サイパン:45日以内の観光であればESTAなしでも入国可能(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム)
アメリカビザの種類と目的別の使い分け

ESTAの対象外となる渡航目的(90日超の滞在、就労・留学など)では、ビザの取得が必須です。アメリカのビザは目的別に30種類以上ありますが、ここでは特に利用頻度の高いものに絞って紹介します。
ビザ種別 | 対象内容 |
---|---|
B-1 | 商用(会議・契約・現地調査など) |
B-2 | 観光・親族訪問・医療目的など |
F-1 / M-1 | 学生(正規留学・職業訓練) |
J-1 | 交流訪問者(研究者・教授・インターンなど) |
E-1 / E-2 | 条約国の駐在員・投資家 |
L-1 | 企業内転勤者 |
O / P | 卓越能力者(芸能・スポーツ等) |
申請時には、目的に沿った書類の整備と、申請先(大使館または領事館)の確認が重要です。
ビザ申請に必要な書類と面接の流れ

一般的な申請手順
ビザを申請するには、オンライン申請(DS-160)+面接予約+本人面接が基本となります。大まかな流れは以下の通りです。
ビザ申請書 DS-160 の入力・送信 顔写真のアップロード・確認 申請料金の支払い(ビザ種類により異なる) 面接予約(東京・大阪・福岡など) 大使館/領事館で面接受診・指紋採取 審査後、ビザが貼付されたパスポートが返送される
注意点
・ 混雑時期には面接予約が数週間待ちになることもあるため、早めの準備が必要です。
・ 一部ビザは、米国企業や学校からの招聘状・I-20等が必要になります。
大使館・領事館での面接時の服装・持ち物・注意点

面接は米国大使館(東京)または領事館(大阪・福岡等)で実施されます。セキュリティが非常に厳しく、持ち物や服装にも注意が必要です。
面接当日のポイント
予約時間の15分前までに来館 服装:カジュアルすぎる格好(サンダル・露出の多い服など)は避ける 必須書類:パスポート、DS-160確認ページ、面接予約確認書、必要な補足書類
持ち込み制限(2025年現在)
面接当日はセキュリティチェックが厳格に行われており、持ち込める物には制限があります。
区分 | 持ち込み内容 |
---|---|
持込可 | 携帯電話1台、A4サイズ以下のバッグ、透明フォルダー、傘、ベビー用品 |
持込不可 | ノートPC・USB・スマートウォッチなどの電子機器/飲食物・液体/大きなバッグ/刃物・ライター類 |
※当日の係員判断で、上記以外の物品も持込制限される可能性があります
よくあるトラブルと事前に確認しておきたいポイント

面接予約が取れない(混雑時) 申請書類に不備がある(名前のスペル・写真サイズなど) 過去の渡航履歴による追加審査(Administrative Processing) 申請料の支払い後に渡航計画が変更される
ビザ申請は、制度や要件が頻繁に更新される分野です。特に渡航日が迫っている場合や複数人同時申請などでは、専門知識を持つ代行業者のサポートを受けるのも一つの方法です。
制度変更や混雑に備えるためにできる準備と対策

アメリカ渡航をスムーズに進めるためには、ESTAとビザの制度の違いを正しく理解し、申請に必要な書類やスケジュールを早めに整理しておくことが欠かせません。
とくにビザ申請については、以下のような状況が生じることもあります。
・ 面接予約の混雑により、希望日に面接が取れない
・ 審査体制や制度変更により、一部ビザ(学生ビザなど)の発給が一時停止される
・ 申請書類に不備があった場合、再提出や追加審査で日程がずれ込む
こうした事態に備え、余裕をもった準備と、最新情報の定期的な確認が大切です。
また、ビザの種類や要件によっては、書類の整備や面接予約に時間を要するケースもあります。
限られたスケジュールの中で確実に手続きを進めたい場合には、信頼できる申請代行サービスを活用することで、業務効率と正確性の両立が期待できます。
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アメリカビザ申請代行サービス|IACEトラベル
関連サイト:
ESTA公式サイト:
https://esta.cbp.dhs.gov/
米国大使館(ビザ全般):
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/
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