海外展示会のノベルティ選びで商談を勝ち取る!数量計算・輸送・現地調達まで失敗しない手配術
海外の展示会では、名刺交換やプレゼンだけでなく「ノベルティ」が商談の第一歩になることがあります。
無料でお渡しするアイテム一つで、自社の印象が左右されることは珍しくありません。
とはいえ、文化や商習慣の違う海外ではどのようなノベルティが最適なのか、判断に迷うのではないでしょうか?
「定番で外さないアイテムとは?」
「他社と差別化を図るには?」
「現地に持ち込むときに注意すべき点は?」
そのような海外展示会ならではの問題を解決すべく、採用すべきノベルティの選び方や手配のコツを、分かりやすく解説します。
商談の成果につながる「記憶に残る一品」を選び抜くヒントを、ご覧ください。

目次
海外の展示会で“ノベルティ”が重要な理由

ノベルティの力を甘くみてはいけません。
展示会の来場者は、短い時間のなかで数十社のブースを回るのが当たり前。
そんな来場者に自社を印象付けなければいけない訳ですが、そのときの強力な武器になるのがノベルティです。
ノベルティは、単なるお土産ではありません。
製品やサービスを手短に説明し、名刺と一緒に渡すことで、記憶に残る接点を作るツールです。
特に海外のビジネスシーンでは、ノベルティを通じたブランディングやホスピタリティの評価が商談につながることもあるため、その効果は侮れません。
言語や文化の壁がある海外だからこそ、視覚的・感覚的に伝わるノベルティは強い味方になります。
説明不要で「役立ちそう」や「ユニークだ」と感じさせられれば、それだけで会話の糸口になることも。
つまり、海外の展示会においてノベルティは、第一印象を左右し、商談の導線を作るための営業ツールなのです。
海外展示会におすすめの印象に残るノベルティ!

せっかくノベルティを配るなら、お渡しした人に喜ばれ、かつブランドイメージを高められるアイテムを選びたいところ。
そこで、安心感がある「定番」のアイテムを始め、話題性のある「注目品」、そして競合と差を付ける「差別化」という3つの観点から、海外展示会におすすめのノベルティをご紹介します。
【定番】誰にでも配れる実用系アイテム
海外展示会でのノベルティは、まず「誰にでも渡しやすくて受け取りやすい」が基本です。
名刺交換の流れや、簡単な商談の最後に自然と手渡せるような実用的かつコンパクトなアイテムは、常に重宝されます。
例えば、以下のようなノベルティは、文化差が少なく使用シーンを想像しやすいため、国や業種を問わず好まれます。
ボールペン / メモ帳 / 付箋などの文房具
折りたたみ式エコバッグ
社員間での待遇の不公平感によるモチベーション低下
スマホスタンドや画面クリーナー
ミニサイズのアルコールスプレーやウェットティッシュ
また、こうした実用品に自社ロゴやサービスのワンポイントを入れることで、自然にブランドを印象付けられます。
万人受けするアイテムは、特に初出展やブース来場者の属性が読めない場合に有効です。
一方で、定番だけでは印象に残りにくいのも事実。
そこで注目したいのは、「高品質」と「オリジナリティ」の要素を組み合わせることで、ノベルティ戦略の効果を一層高められる点です。
【注目】高品質・繰り返し使えるアイテムが選ばれる理由
海外の展示会では、無料でもらえるノベルティに対して、来場者の目が厳しい傾向にあります。
理由は単純で「もらってもすぐ捨てられるもの」が溢れているからです。
そんななかで注目されているのが、高品質で繰り返し使えるノベルティ。
使うたびにブランドのロゴが目に入るため、長期的なブランディング効果も見込めます。
頑丈な素材で作られたUSBメモリやケーブル類
スタイリッシュなステンレスボトルやタンブラー
繰り返し使えるエコバッグ(しっかりした作りのもの)
見た目も質感も上質なノートや手帳
もらった人が「これは使いたい」と思えるかどうかは、重要な選定基準です。
「無料でもらえるものにしては良いね」と感じてもらえれば、その驚きや好印象が自社の信頼感や製品品質にも結びついていきます。
また、繰り返し使用されることで、周囲の目に触れる機会が増えるという副次的な効果に期待できます。
単なる記念品ではなく「広告媒体として活用される」という視点でノベルティを選ぶことも、極めて重要なのです。
【差別化】オリジナリティがブランド印象を左右する
似たような業界・製品・ブースがひしめき合うなかで、どうやって自社を印象付けるかが大きな課題です。
その点で、ノベルティのオリジナリティは、ブランドの個性を語る強力な手段になります。
自社のキャラクターやモチーフを活かしたデザインアイテム
商品やサービスと連動したストーリー性のあるノベルティ
日本文化や技術を感じさせる和風グッズ
開封後に驚きのある仕掛け
これらのノベルティは「他と違う」や「これは面白い」と感じさせるきっかけになります。
そうなると、ノベルティが話しかけてもらえるトリガーになり、その後の商談に発展することがあるのです。
また、写真映えするユニークなノベルティは、SNSでの拡散にもつながります。
ブランド名やブース番号が入っていれば、それだけで来場者による自主的な宣伝になる可能性も。
ポイントは「自社らしさ」と「相手にとっての価値」が両立しているかどうか。
オリジナリティは差別化の武器ですが、独りよがりなアイディアは逆効果になることもあるため、企画時には受け取る側のリアクションまで想像しておくと安心です。
海外展示会に適したノベルティの選び方!絶対NGのアイテムとは?

ひと口にノベルティといっても、その種類や役割はさまざまです。
特に海外の展示会では「誰にでも渡せる定番品」で手堅くいくのか「強く印象に残るユニークなアイテム」で勝負するのか、その戦略設計によって選ぶべきノベルティが大きく変わってきます。
また、相手の文化的背景や展示会の来場者層(一般向け・ビジネス向け)によっても「ふさわしいノベルティ」の基準は異なります。
例えば、欧米圏では「持ち帰った後も使えるか」や「実用性とデザインのバランスが良いか」といった視点が重視されやすく、品質やオリジナリティの期待値が高くなります。
さらに「文化・宗教的なタブー」は、海外展示会のノベルティにおいて特に注意すべきこと。
日本では何気ないアイテムやデザインでも、国や地域によっては不快感を与え、失礼にあたるケースがあります。
以下は、代表的な注意点です。
豚革製品やアルコール関連グッズ
十字架モチーフや宗教的なデザイン
縁起の悪い数字や色(中国での4など)
肌に直接触れる衛生用品
昨今では、ジェンダーや人種に関する表現も慎重さが求められます。
「おしゃれなデザイン」や「ユニークな演出」が意図せず相手の価値観に触れるリスクもあるため、ローカルスタッフや現地の文化に詳しい人に確認していただくと安心です。
ノベルティの目的は、自社の印象を良くすること。
マイナスな印象を与えるものを用意しては、本末転倒です。
「どの国でも無難なアイテム」なのか「展示会先の国に合わせてカスタマイズする」か、それを意識してノベルティを選びましょう。
ノベルティの手配・輸送で気をつけたい3つのポイント

ノベルティは「何を配るか」も重要ですが、同じくらい「どうやって現地に届けるか」も見落とせない要素です。
どれだけ魅力的なアイテムでも、展示会当日に手元になければ意味がありません。
特に海外展示会では、物流・通関・スケジュール・現地対応の課題が複雑に絡むため、事前に考えるべき重要課題の1つです。
ここでは、ノベルティを確実に現地で活用するために押さえておきたい3つの視点を解説します。
運び方の選択から手配のタイミング、現地調達という選択肢まで、現場でのトラブルを防ぐための実務的なヒントをまとめました。
現地までどう運ぶ?機内・輸送・通関の注意点
ノベルティを海外の展示会場まで届ける方法は、大きく分けて「手荷物として持参する」か「事前に輸送を手配する」かの2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、出展国の事情や展示会までのスケジュールを考慮して選ぶことが大切です。
【手荷物として持参する場合】
関税や通関トラブルのリスクが比較的少ない
現地での受け取り手続きが不要で、スムーズに使える
数量やサイズに制限があるため、大量の持ち込みには不向き
機内への持ち込みが難しい液体類や電池付き製品は、注意が必要です。
また、航空会社の預け入れ荷物の重量制限・個数制限にも確認しておきましょう。
【国際輸送(事前発送)を活用する場合】
大量のノベルティを効率よく送れる
展示会前に現地ブースへ直接配送できる場合もある
関税や輸入規制の確認が不可欠で、現地の輸送事情によっては遅延や紛失のリスクあり
法人名義で荷物を送る場合は「商業目的ではないこと」を証明する書類の添付が求められることがあります。
現地の展示会主催者や物流業者と事前に調整しておくことで、スムーズに受け取れるでしょう。
数量とタイミングの落とし穴(遅すぎもNG)
ノベルティの準備で意外に悩ましいのが「どのくらいの数をいつ用意するか」という点です。
余裕を持った準備が安心だと思いますが、海外展示会だとかえってリスクになることもあります。
【数量の落とし穴】
来場者数の予測が甘いと「余る」や「足りない」が発生
余った場合は現地で処分や持ち帰りが手間
少なすぎると「途中で配布終了」になり、商談機会を逃す恐れ
事前に展示会主催者の来場者数の想定や、同業他社の配布実績などを参考に、適正数を見積もることが重要です。
【タイミングの落とし穴】
発注や配送がギリギリになると、安価な製品しか選べない
関税や輸送のトラブルに備えたバッファ期間を持てなくなる
展示会前に届かず、現地調達で高コストになる可能性も
最も理想的なのは、展示会の1ヶ月~1ヶ月半前には手配が完了し、2週間前には輸送開始できる体制を整えること。
また、変更やトラブルに備えて、納品先や配布方法も複数の選択肢を用意しておくと安心です。
現地調達か、日本から持ち込みかの判断軸
ノベルティを準備する際に「日本で用意して持ち込むべきか」や「現地で調達すべきか」は、多くの担当者が悩むポイントです。
それぞれのメリットとデメリットについて、目的や展示会の状況に応じて判断する必要があります。
【日本で用意するメリット】
品質管理やデザイン調整がしやすく、ブランドイメージを保ちやすい
日本独自のアイテム(和風グッズなど)は現地での差別化につながる
社内決裁や発注フローとの連携が取りやすい
ただし、輸送や通関、破損リスクを考慮すると、バッファ期間と慎重な準備が必要になります。
【現地で調達するメリット】
輸送や通関のトラブルを避けられ、納期リスクが小さい
在庫状況を見ながら直前の判断がしやすい
大量の荷物を持ち込む必要がないため、出張者の負担も軽い
一方で、品質やデザインに不安がある、希望に合う製品が見つからないといった課題もあります。
信頼できる現地業者がいない場合、納品ミスやコミュニケーションのズレに注意が必要です。
どちらが正解というより、目的・納期・予算に応じて使い分けるのがベストです。
手配の煩雑さを軽減するには?

ノベルティ選びや展示会準備に集中したくても、実際の現場では「渡航手配」や「スケジュール調整」といった周辺業務に追われがちです。
特に海外展示会となると、航空券やホテルの手配、Wi-Fiや査証(ビザ)の確認まで、対応すべきタスクは山のように存在します。
そんななかで「渡航に関する業務をまるごと任せられる仕組み」があれば、担当者の負担は大きく軽減されます。
そこで注目されているのは、IACEトラベルが提供する出張手配をサポートするクラウドサービス「Smart
BTM」。
出展準備の裏で見落とされがちな「手配の煩雑さ」と、それを解消する手段として採用したいSmart BTMの活用方法をご紹介します。
展示会出張に必要な手配は想像以上に多い
展示会への出張は、ただの「出張」ではありません。
出展企業の担当者には、ブースの準備・資料の印刷・ノベルティの企画・現地スタッフとの調整など、本来の業務だけでもスケジュールはぎっしりです。
その一方で、実際の渡航には以下のような細かな手配が必須になります。
【必要なモノのリスト】
航空券(便の比較・予約・発券)
ホテル(立地・安全性・費用のバランス)
空港送迎や現地での移動手段
モバイルWi-FiやSIMカードの準備
パスポートやビザの確認
出入国要件の最新情報チェック
経費処理や社内の出張申請対応
これらを展示会準備と並行して進めるのは非常に非効率で、特に複数人や複数都市の出張となると、ミスや見落としが生じやすくなります。
さらに、トラブル対応やスケジュール変更のリスクも考慮すると「とりあえず旅行会社に丸投げ」という形では不十分。
「出張のプロに、必要なときに、すぐ相談できる体制。」
これができるかどうかが、担当者の心理的な負担を左右します。
ノベルティに集中するために、渡航手配を任せるという選択肢
ノベルティの選定や手配は、展示会での成果を左右する重要なタスクです。
だからこそ、担当者には「選ぶ・届ける・配る」の全てにおいて、じっくり考える余裕が求められます。
しかし、現実には渡航準備に時間と労力を取られ、ノベルティまで手が回らないというケースも少なくありません。
そこで検討したいのが、出張業務をまるごと効率化できる「Smart BTM」の導入です。
IACEトラベルの「Smart BTM」は、以下のような機能を通じて、出張者と手配担当者の負担を大幅に軽減します。
「航空券・ホテル・Wi-Fi」などの予約を一元管理
全ての出張費を会社へまとめて請求、立替・精算が不要
24時間365日対応のサポート体制で、現地でも安心
ビザや出入国条件などの事前確認も専門オペレーターが対応
これにより、渡航手配にかかっていた時間を、ノベルティ企画や展示戦略に振り向けられるようになります。
Smart BTMは、初期費用と月額費用が無料で、航空券の手配料のみで利用可能。
「展示会に集中するための仕組み」として、導入を検討する価値は十分にあります。
まとめ|“名刺代わりのノベルティ”で印象に残る商談を

海外の展示会では、ノベルティが単なるプレゼントではなく、ビジネスの入口になることも少なくありません。
来場者が手に取った瞬間に「この会社はいいかも」と感じてもらえるかどうか。
その第一印象こそが、次の商談へのチャンスを生み出します。
実用性、高品質、オリジナリティ、そして文化的な配慮。
どれかひとつではなく、複数の視点をバランスよく取り入れることで、初めて記憶に残る一品になります。
そして、その企画に集中するためには、渡航準備や手配の負担を減らす仕組みづくりも欠かせません。出張業務の効率化をサポートする「Smart
BTM」は、ノベルティ戦略の実現を後押しする強力なパートナーです。
伝わる・残る・広がる。
そんなノベルティを、あなたの展示会にも取り入れてみませんか?
- 初期費用と使用料が「無料」
- 出張者が個々に予約、費用は後払い一括請求
- 手配先の統一と出張データ(費用)の管理
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